募集期間:9月17日~10月31日
まずは、発達障がい改善のためには来談者中心療法を選択してはならない(2)を読んでね。
この反復によって、来談者は
・自分の歪んだ認知に気がつき
・新たな認知の幅を加えられ
・情緒や思考が
楽なものになっていきます。
にもかかわらず、ひたすらに来談者の話を聞き続けたならば、延々と否定的な認知に基づいて話を展開し続けてしまいます。
・いつも一方的なおしゃべりを選択する多動優位ADHDが、自然と新たな言語表現を獲得する
・自分の辛さや被害的立場をとうとうと語る被害者意識の強いアスペルガーが、他者の立場を考慮した発言に切り替わる
・夫、妻の文句を言い続ける夫婦が、自分に原因を見出す
ということはありません。
現在の状況が、終わりなく再現されます。
頭がお花畑の人は、ひたすら反論せずに聞いているだけで、相手は気づくなどと主張します。
大間違いです。
それを可能とできるのは、認知療法的な見地に長けている人たちであり、彼らであってもやはり積極介入を前提としたカウンセリングを必要することもあります。
続く。
【片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)】( 宝島社)