まずは「・日本におけるアスペルガー(発達障がい)対策があまりにも遅れている理由(24)古典的心理カウンセラーとして」を読んでね。
2.発達障がいを知らない、について。
日本は精神医学とともに心理カウンセリングの世界もとても遅れています。
少し前の話になりますが、日本においてPTSD(心的外傷後ストレス症候群)は1995年の阪神大震災の際に初めて知られることとなりました。
その当時、日本の心理カウンセラーの草分け的な存在であった河合はやおさんもPTSDを知りませんでした。
アメリカでは、その10年以上も前から本格的な取り組みが始まっています。
最近(?)では、コフートを知る日本の心理カウンセラーはやはり少ない。(コフート心理学は科学でもないし、救いも得られないけども)
困ったことに、発達障がいにおいても同じことが起こっているのです。
・僕に相談をする心理カウンセラーの多くは、発達障がいを知らないもしくは自分が当事者であることに気がついていない
・心理カウンセラーの多くは、ブログやフェイスブックなどのSNSにおける発達障がいについての発信は皆無に等しい(ネットは全くと言っていいほど観ないので、人から聞いた話だから間違っていたらご指摘を)
・心理カウンセラーによる発達障がい本は、見当たらない
・発達障がいの集合場所(?)である学校に勤務するスクールカウンセラーですら、発達障がいを知らない、そこまでいかずともティーチやペック、SSTを満足に使いこなせない
という惨憺たる状況が頻発しています。
そんな彼らには、ユング心理学のような
1.現状の感情や思考、行動の原因を
2.「測定できない」無意識に焦点を当て
3.一つづつ見つめ、解釈していく
といった「古典的な科学ではない手法」に依っているというは共通点が散見されるのです。
続く。
沖田さんの本、とてもわかりやすい。
スピリチュアルも、不勉強。