まずは、「日本におけるアスペルガー(発達障がい)対策があまりにも遅れている理由(2)団塊の世代として」を読んでね。

自主管理という名の占拠を行なっていた人たちは、生活のために今では穏健な精神医療を実践しているそうです。

一聞すると改心(?)したように思えますが、精神病の否定が根底にあることには変わりありません。

精神医学を勉強することはありえない。

当然のこと、日本おいて新参者である発達障がいを知るよしもない。

仮に耳に入れたとしても、先述の「精神病というものは存在しない。精神病は、弱者を抑圧するために社会が作り出した仕組みだ」という認識から離脱していないので、「発達障がいという言葉は、権力が都合の良いように国を支配するために必要な、社会的弱者を作りだす新手の理解だ」くらいにしか思わないでしょう。

そして、患者に対して嘘あるいは間違った情報や診察を与えます。

患者の人生は、混迷を深めます。

とある物理学者が、「科学は葬式のたびに進化する」と口にしたそうです。

その通りです。

真っ赤な精神科医が日本から退出すれば、精神医学と発達障がいの理解対策は、急速に発展することでしょう。

続く。

あと10年もすれば、日本の発達障がい対策は飛躍を遂げる 。

【隠れアスペルガーという才能(ベスト新書)】