まずは、隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(35)を読んでね。
改善していない空虚な状況を埋めるには、哲学を用いて人生に肯定的な意味づけを行なう以外の方法は、ありません。
辛苦の転がる日常を過ごす人に、哲学好きが多いのは、そのためです。
では、心を変えるにはどうすればいいのか。
1.体作り
2.快、不快学習による行動変容
3.認知療法
4.スモールステップによる暴露療法
今回は、4について。
人が持っている恐怖の多くは、トラウマや親子関係に依拠するのではなく、防衛本能による過剰反応によるものです。
人類は、何万年にわたり、常に、殺し合いや飢餓に曝されてきました。
死と隣合わせだったのです。
その原初的な体験や記憶を現在に至るまで引きずっているがために、初めてあるいは不慣れなことへは防衛本能が発動し、その信号として、不安、心配、緊張、怖れといった否定的感情が発せられています。
続く。
アスペルガーの感じる恐怖の多くは、実態がない。