まずは、隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(18)を読んでね。
その特徴ゆえに、彼らにとっては、定型発達者の誰もがやっつけ的な何の重要性もないと判断する人間関係においても、国家の命運を賭けた外交交渉のような気持ちで(極端な例えだけど、方向性は合ってる)、臨むことになります。
それが、年に数回程度であれば耐えることはできます。
隠れアスペルガーにとっては、残念ながら、毎日の出来事です。
定型発達者であろうと、そんな精神負荷を許容することは不可能であるにもかかわらず、否定的情緒から発せられたストレスに対して、極めて耐性が脆弱な彼らがやり過ごせるはずはありません。
必然的に、人付き合いへ消極的な態度を取るようになります。
しかし、その隠れアスペルガー特有の症状(?)を知らない周囲の人間は、さほど問題のない、それどころか気遣いや常識はしっかりとした人物として写っているので、
・私たちを軽んじている
・人付き合いがワルイ
・空気としての同調圧力を破壊する
「ヤツ」と、決めつけます。
場合によっては、
・無視
・イジメ
・根も葉もない噂
対象となってしまう。
・周囲への気遣いと不快さを与えないことに、執心する
・疲れ切り、距離を取る
という、隠れアスペルガーとしての懸命な生存戦略が、裏目に出るのです。
隠れアスペルガーから、嫌われることへの恐怖心が軽減されれば、日常は根幹から楽になる。(定型も含めたほとんどの人に言えるけども。)