まずは、「アスペルガー人を何も知らない、役立たずのヒーラー、カウンセラーたちへ(6)」を読んでね。
事実、セロトニンが不足することで、抑うつや情緒不安定だけではなく、
・日中の眠気
・体のダルさ
・姿勢や表情の垂れ下がりなどを、併発します。
ご飯を食べると眠くなる理由として、世間一般では
・胃の内容物を消化するために、脳の血液が、胃に降りてくるため
と、言われています。
大間違いです。
それが本当であれば、食事の度に、重篤な意識混濁を起こします。
そうではなく、血糖値が跳ね上がることで、セロトニンシステム機能が、極端に低下してしまうのです。
結果として、
・日中の覚醒
・抗重力筋
の働きを失ってしまいます。
昼ご飯後には、多くの人が、
・強烈な眠気
・体の怠さ
・無気力感
に襲われてしまうのは、そのためなのです。(もちろん、他にも要因はあるよ)
セロトニンシステムが、正常に働いている定型発達は、2〜4時間ほどで、機能は回復します。
その後は、元気に活動できます。
アスペルガーは、器質的に働きが弱いゆえに、食事前の状態へ戻すために、7〜8時間も要してしまいます。
ようやく、改善の兆しが見えてきたところで、次の食事を迎えます。
結果として、1日の全てが、セロトニン不足に陥ってしまうのです。
続く。