発達障害児童の療育に関わる人の中には、学校へ行かなくていい、と助言する人がいます。

深刻なイジメや二次障害としての精神障害、肉体の変調に悩まされて、学校に行きたくてもいけない子にとっては大きな救いとなります。

僕も大枠の方向性としては、その場合であれば賛成です。

残念ながら、その助言を安易にしてしまう機会が多くあるようです。

それを実行したならば、

・母親の教育と家事の負担が激増する
・不登校→引きこもり→ニート→中年ニートへの横滑り(ニートがいけないことなのか否かといった本質論的議論はさておき)

を極めて高い確率で引き起こします。

児童、母、家族全体としても問題は悪化していきます。

繰り返しですが、深刻なイジメや二次障害としての精神障害、肉体の変調を抱えている場合は、無理に登校しなくても構いません。(学校復帰が前提ですが)

そうでない場合の自宅での休息は、危険性を認識しておく必要があります。

ちなみに、家で休んでいれば

・好きなことが見つかる
・心はどんどんと元気になる
・発達障害が改善する

ということはありません。

一日中、スマフォをいじるだけ、という日々に終始します。