注意、このブログではコーヒーが総合的に良いか否かは論じない。あくまでも睡眠だけに焦点を絞る。
発達障害人(主にアスペルガー人)の多くは眠り下手です。
様々な因子があるのですが、その一つにコーヒー摂取があげられます。
発達障害人は、四六時中、眠気と倦怠感に襲われているため、それを解消しようとカフェインの過剰摂取に陥ります。(僕もひどかった。12年くらい前までは1日に20杯は飲んでいた)
カフェインは眠りを妨げることくらい誰でも知っているため、そういった状態にある人でも夜は控える傾向にあります。
しかし、それではあまり意味がありません。
カフェインの自覚できる覚醒作用は1〜2時間ですが、潜在的な作用は6〜8時間は続きます。(半減期は4時間ほどと言われている)
夕方に摂取したならば、大半の人は入眠時とぶつかります。
熟睡は、入眠開始から1時間をいかに深くできるかが鍵となるので、カフェインは悪影響を及ぼします。
それを踏まえれば、平均的な生活を送っている人は、午後2〜3時には飲み終えておいた方がいいでしょう。
この話をすると時々は、眠る直前に飲んでもぐっすりと眠れる、と口にする人がいます。
残念ながら、そういった人たちは自覚がないだけです。
大規模な調査でも潜在的な眠りの浅さが検出されています。
コーヒーは健康に良いか否か、という議論はここではしません。
過剰摂取も今すぐはやめろ、とは言いません。
ただ、午後3時くらいまでには飲み終わらせた方がいいでしょう。(過剰摂取傾向の人が、午後3時ぴたりと難しさは重々承知だけれども)
そうでないと、器質的な倦怠感に拍車がかかり、さらにカフェイン摂取が増える、という悪循環にさらされます。