アスペルガー人は一人の人と長期的関係を築くことを苦手とします。

その理由の一つとして

・あの人は
・私を嫌っている
・価値を感じていない
・つまらない
・と思っているんだ

という、勝手な邪推があげられます。
それが、短時間単発という条件であれば、一時的な妄想として受け流すことができます。

しかし、長時間、頻発という形になると、アスペルガー人は「真実」であると思い込むようになります。

結果として、自分から縁を切っていきます。

だから、長時間、頻発を回避しないといけない。

アスペルガー人は、ウツになると、その傾向が強く突出します。(定型発達人にも言えるが、度合いが違う)

一日中、否定的な思考に程遠い妄想に取り付かれます。

残念ながら、僕たちの多くはウツ特有のそれになかなか気がつきません。

それどころか、やはり「真実として」否定的自己洗脳を加速させます。

以上を踏まえれば、ウツ時=邪推 という妄想癖があることを自覚させ、さらにはそれを抑制する取り組みが必要となります。
超ざっくりの対策として

・ウツ傾向の時は、ウツ=邪推癖 を思い出せる目印や、文字そのものを記載した紙をパウチし机に置いておく
・日中に外出することで妄想反芻を抑える(ウツの時に大変なのは承知だけれど)
・普段からメタ認知を強化し妄想反芻そのものを減らす

などがあげられます。(他にも望ましい方略は多々ある)