「原因と結果は思い込みの産物に過ぎない」

この理解を腹に落とし込むことで、母子関係は救われることもあります。

子どもが、鼓膜を劈くような奇声をあげる。

母親が抱きしめれば、大人しくなる。

しかし、10分ももたない。

また、泣き叫ぶ。

慌てて抱きしめると、子どもは鎮まる。

一日が、その繰り返しで暮れる。

多くの人は、

1・子どもの心は、傷ついている

2・だから、母親の愛情を、強く欲している

3・その傷とは、インナーチャイルド、バーストラウマ、挙句は過去世のトラウマである

4・愛情を受けることで、それを癒やそうとしている

と、結論づけます。

「真実」である、と確信します。

「原因と結果は思い込みの産物に過ぎない」という理解があれば、以下の視点も展開できます。

1・奇声をあげているときに、抱きしめる

2・子どもは、そうすれば愛情がもらえる、と学習し

3・その行為を繰り返す

が原因であり、

解決法としては、

1・子どもが叫んでいる時は、無視をする

2・彼はそうすることに意味がない、と理解する

3・奇声を発する回数が減る

4・子どもが静かにしているときに抱きしめる

5・彼は、そうしていれば愛情がもらえる、と学習する

6・安定している時間が、大幅に増える

7・奇声の問題は、解決される

となります。

「原因は主観にすぎない」と認識すれば、多角的な視点と多用な方法を、発見することができます。

(こういった問題を解決できないカウンセラーやヒーラーから「対処療法にすぎない」という検討違いな意見が出そうなので、明日にでも続きを)

 

 

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