まずは、「ガン治療においてローカーボとV、C点滴の組み合わせが注目されるだろう(8)」を、読んでね。

しかし、体内に糖が溢れかえっていると、ガン細胞はそれを積極的に摂取し、栄養が足りた状態になってしまいます。(正確には、ガン細胞は大食いなので充足することはない)

人間で言えば、腹一杯に食べたときと何なら変わりはないのですから、V.Cを投与したところで受付けてくれません。

おまけに、唯一の栄養素である糖は(酸素と水は除く)、やはり唯一の成長因子なので、ガン細胞は大きく肥大してしまいます。

V.Cが効かないばかりか、ガンのステージが上がってしまうのです。

では、どうすればいいのか。

体から、糖を抜いてしまえばいい。

そうすることで、

・ガン細胞は、栄養素を失うので飢餓に陥る

・ ガン細胞は、飢餓に極めて弱いので死滅する

・ 縮小や消滅を迎える

これだけでも十分な治療効果を得られますが、そこに点滴によりV.Cを多量投与することで、

・ガンは、V.Cをブドウ糖と誤認し

・ 飢餓状態なので、勢い良くふんだんに摂り込み

・ 結果として、通常よりも深刻な活性酸素による酸化アタックに曝され

縮小と消滅を加速させます。

「糖=炭水化物」を抜くローカーボ食事法を組み合わせることで、はじめて可能となる治癒過程です。

逆に言ってしまえば、糖を摂取する通常の食事内容では、効果はほとんど期待できません。

しかし、V.C点滴をガン治療へ活用している医師の多くは、そのことへの配慮がありません。

もちろん、V.C点滴を選択するくらいの柔軟性や治療への誠実さはありますから、何らかの食事法は取り入れています。

ただ、糖をしっかりと摂る内容がほとんどなのです。

治癒は、遠のいてしまいます。

患者も医師も、糖が治癒を遅らせていることに気づくことはないので、V.C点滴が役立たずな治療法として誤解されるのです。

さらには、日本の通常医学においてV.C点滴は、眉唾ものでしかないので、本来は糖によって著しく低減しているにすぎない治癒率であるにもかかわらず、表面的な数字だけを観て判断されてしまいます。

結果として、統合、通常の両医療から、見捨て去られのです。