「体の感覚に従ってはいけない(22)」を読んでね。
「11・ 姿勢を正すことができない」について。
姿勢を保つために必要な抗重力筋は、筋肉の大部分を占めます。
そのため、ただでさせカロリー消費の激しい器官であるにもかかわらず、姿勢を正してしまうと、それが加速されてしまいます。
だから、人は姿勢を正すことを嫌がるのです。(もちろん、理想の体癖「動作や姿勢の癖のこと」を手に入れたり、セロトニンシステムの活性が行なわれていれば、ある程度は楽に正すことができます)
しかし、姿勢を正さないと、(ただ、強引に真っすぐにするだけでは却って体は悪化する)
1・椎骨脳底動脈の循環不全に曝され
2・脳は酸欠状態となり
3・思考、精神は機能不全となり
4・内蔵は圧迫され
5・身体機能も低下し
6・その負荷は蓄積され
7・長期的には、何らかの大きな疾患に見舞われる可能性が
高まります。
12・ エアコンに依存する
繰り返しですが、人の活動において最もカロリーを消費するのは、運動ではなく基礎代謝となります。
その中でも、体温調整が最たる消耗を招きます。
ゆえに人は、激しい暑寒を嫌がります。(ほかにも理由はあるよ)
エアコンがあれば、防衛本能上、必然的に依存することになるのです。
しかし、それを多用していると、筋肉のような側面を持ち合わせている基礎代謝は、自発的な動きをしなくなります。
車に乗り続けていれば、足の筋量が減ってしまうのと同じです。
そのため、発熱機能という最大の特徴を失ってしまうので、慢性的に低体温状態へと陥ってしまいます。
事実、エアコンが普及する以前の社会においては、冷え性なる理解は存在しませんでした。
罹患や死、著しい老化、ウツ状態においては、体が冷えきっています。
それらを踏まえれば、低体温は万病の元であることが、容易に想像できます。
続く。