まずは「体の感覚に従ってはいけない(22)」を読んでね。

「10・ 深く考えず、ステレオタイプで短絡的に決めつける」について。

1・人生を良きものとする
2・問題の本質を的確に掴み、正しい対応をする

この2つを叶えるためには、深くゆっくりという熟考が必須となります。

それができない人は、

・ 浅はか
・ 短絡的
・ 決めつけ

で覆い尽くされた稚拙な思考しかできない、人間としての最大の長所を放棄した状態にあると言わざるを得ません。(僕もできないけどね)

「余談。
困ったことに、スピリチュアルにおいては、熟慮の対極にある単なる「早過ぎる思考」を、直観や魂の声と勘違いする向きに溢れています。
だから、いつまで経っても彼らの人生は、明転しないのです。」

しかし、このステレオタイプ思考は、防衛本能にとって必要不可欠な相棒なのです。
近代化以前の社会というか自分の寝床以外の外界は、野生動物に狩られるか否か、他人に殺されるかどうかといった大きな危機が、常態化していました。

外に出たとき他人や野生動物を見てのんびりと思索にふけり、安全か否かを判断していたら失命してしまうのです。
なるべく、早々に決断しなければならなかった。

そこで、「決めつける」という短絡思考が役に立ったのです。
しかも、それを徹底活用しなければならない時代が、あまりにも長きに渡ってしまいました。
それゆえ、人の普遍的な「癖」として染み付いてしまったのです。
人類の不幸は、頭の弱い陰謀論者が言う闇の勢力ではなく、防衛本能から生まれた癖であるステレオタイプ思考に、起因するとこが大きい。(陰謀論者って、体の感覚に従っているからあんな短絡思考になるんだよね。事実、感情的な批判をくり返すだけで、具体的な政策について、何一つ語ることができない)

防衛本能という体の感覚が、人類に厄災をもたらしています。