まずは、「体の感覚に従ってはいけない(17)」を読んでね。

脳の血流量を測る機械を装着しながら、日常業務をこなしてもらうと、脳内の領域のほとんどで大幅な減少が確認できます。
血流量という点においては、病的なまでに低次な活動内容と言わざるを得ません。

もちろん、その状態が短時間あるいは単発であれば、何も問題はありません。
しかし、一般的な成人であれば、最低でも7時間、場合によっては12時間は低次活動に曝される必要があります。

そこに、基礎代謝以外のほとんどは停止する睡眠が加わるので、日常において「血流という点で」実質的に脳を使っている時間は、ほぼないに等しいと言っても過言ではありません。(ちょっと極論ね)
筋肉と似た特徴を持つ脳が衰える一方であることは、容易に理解できます。

何もしない場合、平均的には40歳前後から急速に衰えていきます。
だからといって、生活の形が変わっていくわけではありません。
変わらず、「血流量として低次の活動」の日常は続いています。
いよいよ廃用性萎縮の進行は、深刻な加速をむかえてしまうのです。

脳の機能は、大幅な欠落を起こします。
仕事上で、あり得ない間違いや物忘れ、記憶障害を頻発します。

これが、近年、増加傾向にある若年性の認知症の正体です。(他にも、認知症の原因はあるからね。血糖値や免疫異常が重要な因子)