「体の感覚に従おう。」
スピリチュアルにおいて、美しき「真実」として理解されてきた言葉です。
残念ながら、この認識は大間違いです。
それどころか、これほどまでに心と体、人生を崩壊させる因子は存在しません。
人間の体の感覚が生まれるためには、2種類の経路が存在します。
1つは、スピリチュアルで言う「魂や直観、オーリングに代表される筋肉の微細反応に由来するもの
もう1つは、「防衛本能」に依拠するもの。
常に、前者で動くことができるのであれば、大いに体の感覚に従うべきです。
しかし、それはとても難しい。
事実、いつでも自在にどんな事象や問題に対しても、「具体的」に直観を発露できる人間などいません。
それが可能なのは、「悟り」を開いた人だけです。
時々は、「直観に従って生きて上手くやってきた」と反論する人がいます。
それは、事実ではありません。
「1勝19敗くらいの精度」であるにもかかわらず、「1勝の記憶だけ」が印象的に残っている認知の錯覚にすぎません。
ギャンブルでも、負けた記憶は宇宙の彼方に飛んでしまう。
直観に長けていると言われているチャネラーでさえ、その多くは、具体化された知識を降ろす(?)ことはできません。
ガンの唯一の栄養は糖。(酸素は除き)
だから、それを抜けばガンは餓死する、という極めて簡単な指摘を、チャネリング由来で聞いたことはありません。
しかもこれは、新説仮説の域ではありません。
肉しか食べていなかった先住民としての生活をしていた頃のイヌイットやエスキモーは、ほとんどガンに罹患しなかった、という事実が存在します。
その代わりに、糖の固まりである玄米の摂取を薦めていました。
(玄米は、糖の吸収が緩やかなだけで、それの含有量は多い)
日常生活におけるチャネリング助言も、頭の弱いスピリチュアル系の本を3冊読めば誰でも話せる、抽象的な内容しか口にできません。
(挑発しとくぜ)
続く。