まずは、「世の中を良くしたい、と言っている人たちの大半は、偽善か害悪でしかない(18)」を読んでね。
解雇規制を厳しくすることで、労働者の立場が強くなるかというと、それは有り得ません。
むしろ、反対のことが起きてしまいます。
経営者は、首にできないために、人件費増の恐怖から、新しい人を雇い入れることができない。
「雇い止め」が、生まれます。
そのため、転職が難しくなってしまいます。
労働者は、新しい働き場所の機会を失ってしまうので、現在の会社にしがみつくしかありません。
経営側のいいなりになります。
労働者の権利が、失われます。
「雇用を守ろう」という「善意」が、空転した結果です。