ある経済学者が新聞に、「最も豊かな世代である」高齢者の医療費の自己負担を引き上げろ、という論文を寄稿しました。
その社に、全国の老人から猛抗議の電話が成り続けました。

不動産などの課税強化を提案した識者のもとにも、やはり不動産業者からの苦情が、多数、寄せられました。
土地を最も保有している団塊世代以上の声を代弁したのです。

国のための政策を実行しようとすると、必ず、年寄りが自己利益のことだけを考えて、大反対をします。

その政治的調整弁として、若者にとっての不利な法案が可決され、搾取がまた1つ増えます。

しかし、若者は、何一つとして文句を言いません。(政治に関心がない、というのはウソだよ。)

黙って、耐え続けています。

にもかかわらず、年寄りに「最近の若者は」と批判されます。

自己犠牲に満ちた尊い存在なのに。