まずは「歪曲された懐古主義として(26)」を読んでね。
社会全体が成長しないのだから、会社が受け持つことのできる社員数は、限られています。
良くても現状維持です。
同時に、席は固定されたままなので、空くことはありません。
そのため、新卒採用時でしか、会社に入る機会がなくなりました。
好機は、一度だけ。
慎重になってしまうのは、必定の話です。
しかも、不況が深刻化したので、年寄り(団塊の世代)を中心とした正社員は、終身雇用の強化をさらに押し進めました。
完全に、移動の自由はなくなりました。
彼らは、自己保身のために、会社を閉ざす選択を取りました。
若者から、
・挑戦する機会
・職業選択の多様性
・敗者復活の権利
を収奪しました。
年寄りが、若者を保守化させたのです。(終身雇用の弊害を懇切丁寧に話しても、社会のせいにするな、と反論する頭の弱い年寄りが
多い。救いがたいよね。)
しかし、彼らから、自己反省の弁は聞こえてきません。
ひたすらに、「最近の若者は、挑戦せず軟弱になった」と批判することに終止しています。
害悪以外の何者でもありません。
年寄りの言うことを聞かないほうが、日本は良くなるでしょう。