まずは「危険回避の優先順位が間違っている(13)」を読んでね。
内容の重複ばかりが目立つようになってきたから、この編は、さっさと終いにしなければ。
反原発派の知り合いたちに、
・雇用
・少子化
・社会保証
・日本企業のイノベーション
・防衛
・教育
・国政の意志決定
といった、日本の根幹といえる分野において、
1・何が問題なのか
2・それは、長期的にはどんな影響を及ぼすのか
3・また、その具体的な解決策はどういったものか
を質問すると、まず、答えられません。
辛うじて、つり革広告を通り過ぎた程度の、誰もが知っている
・陳腐で
・間違いだらけ
の理解を展開するのがせいぜいといったところ。
社会への愛情が、欠落しているからです。
そのため、「画として衝動を覚える」原発事故に向かってしまう。
衝動とは、感情そのものです。
感情とは、思い込みそのものです。
思い込みとは、絶対正義と視野狭窄の極地です。
スターリンの共産主義、ヒトラーのナチスなどに代表される、歴史上、それらを元にした行動の大半は、悲惨な結末を迎えました。
しかし、絶対正義が前提なので、破滅するまで、気づくことはできません。
それと同じです。
危険回避の優先順位を間違える、というのは、「徒労による疲労」で、済む話ではありません。
国家存亡に直結した問題なのです。