ガンの発生と成長過程の仕組みを知ってしまえば、日本食の方が、ガンの抑制には優れているという論拠は、どこにも存在しないということが理解できます。

しかし、人は、良いか否かを、論理ではなく抽象的な感覚(イメージ)で選んでしまいます。

日本食は、肉などの重くて「共食い」を連想させるような調理内容は、極めて少ない。
その代わりに、軽やかで、肉体とはかけ離れた残虐性を想起させない野菜と穀物を、ふんだんに活用している。(人参を高いところから落下させても残酷とは思わない。動物でそれを行なったなら、許しがいたい行動になる。体を構成する要素が、肉という近いものであるがための差別的(?)認識。)

だから、健康に良さそうな感覚(イメージ)が、出来上がったのです。

これも未来予知の1つですが、7年以内に、日本食は体に良くない、という理解が広がりをみせることになるでしょう。
ガンだけではなく、多岐に渡り悪影響をもたらしてしまうのです。(詳細はいずれ。僕は日本をバカにしているわけではない。あくまでも医学見地のお話し。自国の伝統文化は素晴らしい。いま、大急ぎで勉強中)

抗がん剤や放射線といった内科的治療において、成績が芳しくなかった大きな要因に、ガン成長因子としての糖が挙げられます。

先述の記載通り、ガンは飢餓に弱く、唯一の栄養素である「糖=炭水化物」を摂取出来なくなると、途端に餓死という細胞消滅に陥ってしまいます。

しかし、ガンにおける内科的標準治療においては、ガン細胞を死滅させている最中に、患者の体力が落ちないようにと、点滴などで大量の糖を投与してしまっているのです。

「殺しながら育て増やす」という不可思議なことを、真剣に行なっています。

続く。