アスペルガーブログが続いているので、ちょっと横道に逸れて。
遺伝子組み換えについては、ほとんどの人が、良い印象を持っていません。
僕も遺伝子組み換えは、基本的に反対。
ただ、遺伝子組み換え作物は、一方的に悪者なのでしょうか。
遺伝子組み換え技術により、生産量が上がりました。
それにより、何十万年と続いた食料飢餓との戦いに勝利しました。
世界において、食料不足問題は存在しません。
食料分配不全問題だけがあるのです。
毎日、世界では5万人の人が餓死していますが、「環境大国」であるドイツでは、毎日1900万人分の食料が、残飯として捨てられています。
日本では、2千万人分です。
「緑の革命」がなければ、ここまでの生産過多になることはありません。
遺伝子組み換えをやめれば、飢餓との戦いは振り出しに戻るでしょう。
もう一つは、農薬をなくすことができます。
事実、遺伝子組み換え作物を作っていない日本の農薬使用量は、世界3位です。
(別の統計では1位)
遺伝子組み換え作物によって、農薬による土壌汚染、環境ホルモン被害はなくなります。
農家の方の健康も守ることができます。
繰り返しますが、僕も遺伝子組み換え作物は、反対です。
しかし、上記のような思考の幅も持たせることが大切です。
ちなみに、遺伝子組み換え作物が普及することで最も困るのは、モンサントです。
彼らは、遺伝子組み換えの会社ではなく、もとは農薬製造の会社です。
農薬をなくすために新しい部門を立ち上げ、遺伝子組み換え作物に着手したのです。
さっさと高層化された植物工場を作ってしまえば、農薬、遺伝子組み換え問題は、解決するんだよね。