まずは、「アスペルガーへの誤解(15) 学習障害は改善できない(1)」を読んでね。
「・ひたすらに苦手意識を植え付ける結果となる接し方を取っている」について。
学習障害を持っていない人にとっては、それにより習得が進まない人の大変さを理解することは厳しいものがあります。
最初は丁寧に教えているのですが、それでも修得の兆しは一向に見えないので、
・なんでこんなことくらい分からないの
・さっき教えたよね
・ちゃんと聞いてよ
といった叱責を放ってしまいます。
怒鳴られたことにより学習が進むのならば、それもいいのかもしれませんが、残念ながら習熟へつながることはありません。
学習=無能さを突きつけられる=自尊心が崩壊する
学習=叱責を受ける=学習は罰=恐怖
という式が、当人の中で出来上がってしまいます。
圧倒的な量をこなさなければならないのに、自発的に勉強へ近づくことは無くなります。
彼は、学習障害を克服する機会を失います。
続く。
学習障害者に、叱責は禁物。