アスペルガー人の多くは、症状として、無駄に本音を頻発する傾向にあります。(グレーゾーンのアスペは、却って言葉に慎重になることが多い)
相手の感情に共感することを、「脳器質」として苦手とします。
そのため、この言葉を発したらならば、相手はどういう気持ちになってしまうか、ということを想像できません。
だから、ためらいなく本音が、口から飛んでしまいます。
「この服、この髪型、変かなぁ?」。
判断を受けたいのではありません。
「そんなことないよ。お似合いだよ。」という「救いの言葉」を期待しています。
定型発達であれば、「うん、笑えるほどに違和感を覚えるね。」という本音は、口にしません。
相手が傷つくことを、連想できるからです。
「今日、遊びに行かない?」
気持ちが乗らないだけの理由のときは、「忙しくてごめん」と答えます。
彼らであれば、「あなたは魅力のないつまらない人間だから、時間の無駄です。それゆえにお断りします」という吐露は、あり得ません。
相手の自尊心を貶めることを、推測できるからです。
だから、容易に本心を、口にすることはありません。
定型発達であれば、誰でも分かります。
しかし、アスペルガーは、自分の発言の先に待つ、相手の感情を推測できません。
ゆえに、やってしまいます。
「聞かれたから正直に答えた。」と。
害意は、ありません。
だからこそ、質が悪い。
問題を、自覚できない。
呼吸のごとく、無意識に表現されてしまう。
止めようが、ありません。
過剰な「本音の発射」を、続けます。
周りの人間は、極めて不愉快に感じます。
2度と、近づきません。
友だちが、いなくなります。
初めまして。私の息子は6歳でアスペルガーとADHDと診断され、児童相談所と小児精神科に通って、今息子は20歳になりました。犯罪傾向が強く、息子が小さな頃から警察にはお世話になりっぱなし。あまりにも行動がひどくて息子を殺して私も死んでしまおうと考える事が何度もありました。今、息子は留置場の中です。傷害です。ついてくれた弁護士に息子の障害について訴えても、全く理解してもらえません。この件を通して、私もアスペルガーだと自覚しました。今はできるだけの事をしようと奔走していますが、思えば私がアスペルガーだったから息子に辛い思いをさせてしまっているのではと考えて死んでしまいたくなるんです。