まずは「非常識な教育法がアスペルガー人を救う(14)失敗体験を減らす(1)」を読んでね。
強いアスペルガー傾向の子どもは、自分で勝手に作った規則性を死守しようとします。
それが、身の危険を回避するためのことであるならば仕方ないのですが、側から見れば明らかにどうでもいいことまで異常な執着を見せます。
・おもちゃを扱う順番
・学校までの道順
・友達が座る配置
・お菓子のメーカー
その他諸々。(少し極端に表現)
困ったことに自己完結的にその規則性を繰り返すだけはなく、他の子どもにも押し付けてしまいます。
しかも受け入れなければ
・大泣き
・激怒
・帰る
のいずれか、あるいは全ての行動を選択します。
友達としては面倒くさすぎます。
たまったものではありません。
友達は、離れていきます。
当人はその規則性に根拠がないにもかかわらず、絶対正義を確信しているゆえ、間違っているとは思えません。
なぜ、友達が消えていくのかが理解できない。
深く傷つきます。
脳特性として持っている深い劣等感は、助長されます。
その投影でもある自己無力感や将来への絶望感も、同時に膨れていきます。
才能の伸展へ向かう気力も薄れます。
豊かな才能は、伸びません。
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