まずは、「アスペルガーについて間違った知識が蔓延している(13) 非高機能型自閉症は仕事ができないという誤解について」を読んでね。

残念ながら、就労私生活問わず、非高機能型自閉症においてはこのパニックのみに過度(?)な意識が注がれてしまいます。

・パニックを治すにはどうすればいいのか

・パニックを未然に防ぐために腫れ物を触るような扱いをしてしまう

・はては、面倒なので最初から彼らとの接触を敬遠する

など。

たしかに、現場でパニックを頻発する非高機能型自閉症者と接している周囲の人が、そうなってしまうのは仕方がない面もあります。

彼らが批判される必要はありません。

ただ、パニックはパニックから生まれるのではなく、

・規則性を好み

・それに準じた動きと環境を好み

・その条件が揃えば定型発達者の追随を許さない能力を発揮できる

・という長所の裏返しを由来とする

ことを理解しておく必要があります。

すると、パニックを現実、心理の両面においてある程度は許容できるようになります。

もちろん、的確な療育を丁寧に積み重ねれば、パニックは簡単に半分以下に減らすことは可能です。

 

長所に由来する短所があるという理解があれば、発達障がいはの多くはその豊かな才能を発揮する。