まずは、「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(29)目先の情緒への囚われ」を読んでね。

しかし、母親が自身の病理としての共依存に自然と気がつく可能性は、無いに等しいと言ってもいいでしょう。

・表面的には誰よりも懸命に子どもの改善へ注力している
・人の感情過程は複雑すぎる

ゆえに。

「表面的には誰よりも懸命に子どもの改善に注力している」について。

共依存を起こしている母親の多くは、一般の母親よりも療育のために多大な努力を払っています。

そうすることで

・自尊心が救われる
・他人から立派な母親として賞賛される

という強い快楽学習が行なわれるために、一種の行為依存を起こすからです。

表面的には、愛に溢れた母親です。

自他共に疑うことはありえません。

共依存に気がつく隙は、ありません。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)