まずは、「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(24)」を読んでね

1月29日に片付けのセミナーをやるよ

細分化による極小化から得られる典型的な効果です。

子育てにも同じことが言えます。

子どもがひたすらにだらしない、落ち着かない、という問題を抱えている。

細分化された具体的な行動として捉えることができたならば

・まずは靴を玄関の方々へ飛ばしてしまうことだけをだらしのない行為とする
・それについて、トークンエコノミーなどで「片付けの癖付け」をする
・玄関の靴については、しっかりするようになる
・次の標的を定める

の繰り返しで、子どもの行動は改善されていきます。(なんでもしっかりとやれる子は目指さなくていい。療育に熱心な母親は、あまりにも高度な改善を求めがちになる。)

それが成されなければ、

・性格や発達障がいゆえに起きている

という最も理解の選択として取ってはならない「個人攻撃」の世界へと突入します。

問題が続くだけではなく、子どもへのやはり漠然とした感情でしかない叱責だけを繰り返すことになります。

子どもは、自信を失います。

親子関係は、破綻します。

母親は、潰されそうな自己嫌悪に苛まれます。

続く。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)