まずは「片付けがアスペルガー人の日常を改善させる(1)」を読んでね。
・子どもの療育の成功について
子どもの発達障がい症状を軽減させるコツとして、環境原因という理解を持ち込むことがあげられます。
生育歴や母親の愛情に因子を求めるのではなく、あくまでも外部環境が今の状態を作っていると仮定するのです。
実際、前者は力動学的心理療法に部類されるのですが、世界的には著しい衰退傾向にあります。(心理、精神医学「後進国」である日本だけが今も盛んな状態。特に頭の弱い何一つ自他へ結果を出せていない自己啓発やスピリチュアルヒーラーが多用している)
外部環境として大きな影響力を持つものの一つに、当然のことながら自宅が数えられます。
立派な造りか否かは、問題ではありません。
あくまでも、整理整頓の度合いが重要となるのです。
アスペルガー(発達障がい全般)の子どもは、大人のアスペルガー人よりも外部からの視覚情報(知覚全般)へ敏感に反応してしまいます。
ゆえに、物の多さや散らかりに問題があると、定型発達者にとっては何でもない情報であったとしても、大きな苦痛になることが頻繁にあるのです。
すると、アスペルガー人特有の否定的症状が、
・悪化あるいは頻発
・おまけに、療育がやりづらい、効果が出づらい
といった事態に陥ります。
続く。
【片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)】( 宝島社)