発達障害について勉強していくと、ワーキングメモリの改善が大きな鍵であることに多くの人が気づきます。

そこで開発に乗り出すのですが、残念ながら大半の人はワーキングメモリではなく、短期記憶を鍛えてしまいます。

ワーキングメモリ=短期記憶 と勘違いしてしまっているからです。

正確には、短期記憶を用いた情報処理能力となります。(ワーキングメモリの定義は他にもあるよ。今回は視覚性、音声性は分けずに一括りに説明)

どこにも記録を取らずに

・「明日は晴れです」という言葉を聞いて、復唱するのが短期記憶

・「すでれははたしあ」と逆向するのは、ワーキングメモリ

・「4986302」をやはり復唱するのが短期記憶

・足した合計を導くのはワーキングメモリ

となります。(あくまでもワーキングの一例)

発達障害のタイプや知能の偏りにもよりますが、短期記憶が高い発達障害人は多いのです。

あくまでも処理に問題があるだけなので、短期記憶を鍛えても無駄とは言いませんが、ワーキングメモリの改善にはつながりません。(短期記憶

を鍛えることでワーキングが上がったと云うデータもほんの少しはあるけれど。)

ワーキング開発には、以上の理解が必須となります。