まずは、病気は気づきのためではない(16)を読んでね。

部屋の散らかりによるストレスに、耐えられなくなるからではありません。
子どもという第三者に対して、あまりにも自分が無力であるという学習をしてしまうからです。
「自分には、子どもを整える(?)力はないのだ」と。

おまけに、子どもの問題行動(?)は、部屋の乱れだけでは終らず多種多様に及びます。
夜泣きから始まって、朝の身支度の遅さや極度のわがまま、琴線に触れる屁理屈などなど。
やはり、自分の手にはおえない。

いよいよ無力感の学習は、深化の一途を辿ります。
すると、「子どもには何を行なっても結果は出せない」という「確信」と、それに由来する「絶望感」を持つに至ってしまいます。

そして、母親のやる気は決定的に枯渇し、ウツ状態となってしまうのです。

続く。