まずは、「結婚について(3)」を読んでね。

にもかかわらず、一般的な結婚倫理感に束縛されているがために、やみくもに、常にお互いの空間を共有し続けています。
そうしなければならないと、思い込んでいます。

人間の高い残虐性から捉えると、極めて難儀な生活形態に挑戦していると言っていい。

人類史における殺し合いは、領土争いとほぼ直結していました。
その名残ゆえに、空間の共有を本能的に、他者からの侵略と錯覚してしまうのです。(多少、極論ね)
高い攻撃性が、誘発されてしまいます。
慢性的に、喧嘩しやすい状態に身を置いているのです。

独身時代に仲睦まじかった恋人たちの大半が、結婚後の生活において険悪になってしまうのはそのためです。
相性や価値観の問題ではありません。(もちろん、それらも大きな因子。今は本質的な視点でのお話し)
夫婦以外でも、人間や他国間において争いが起きるのは、近場の存在です。

以上を考慮せずに、結婚生活を始める、もしくは送っている夫婦があまりにも多い。
無駄な苦しみを、作り出しています。