案の定、TPPにおける日米間での「牛肉、米」の関税撤廃は、見送られました。

特殊な予知能力ではありません。

戦後の日米交渉の歴史を少しでも知っていれば、簡単に予測することができます。

1989年頃に始まった日米構造協議において、アメリカは、命懸けで日本との交渉に挑みました。

しかし、彼らが望む多くは、実現に至りませんでした。

日本がひたすらに「駄々をこねた」ため、主要なものは、何一つ決まらなかったのです。

対米への、凄まじい「交渉力と国力」を発揮しました。

アメリカのTPPへの力の入れ具合は、構造協議と比較すれば、宇宙のチリほどでしかありません。

以上を踏まえれば、決まらないことは、容易に推測できます。

しかし、アメリカ単一陰謀論者たちは、

日本は、

・TPPで絶対的に米国へ服従化させられる。

・稲穂文化が壊滅させられてしまう。

と、危機を煽っていました。

彼らは、

・日本の力を、見くびっています。
・アメリカの力を、間接的に過剰賛美しています。

日本人を、

・必要以上に脅えさせています。
・自信を喪失させています。

彼らこそ、アメリカの「手先や闇の勢力」のように思えて仕方ありません。