質問ボックスに寄せられたご質問に、お答えします。
回答が大変遅くなり、申し訳ないです。
現在、多忙のため、新たな質問は受け付けておりませんので、ご了承願います。

【ご質問内容】

通訳の学校に行っていて、あまりにも他の人と聴覚理解の差があるので、市役所の障害者福祉センターで相談したら、それは発達障害の特徴だと言われました!

母に昔のことを聞いていたら、母も聴覚認知に苦労した(戦中なので、耳から判断するモールス信号の勉強)というので驚いてしまいました。

結構、発達障害で聴覚理解で苦しんでいる人は多く、それは勉強、仕事だけではなく、友達付き合いをする上での障害になっています。

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【回答】

聴覚認知の改善については、たくさんの有効な手立てがありますが、大きくは3つ。

1.
しつこいようで申し訳ありませんが、やっぱり「体づくり」。
体を整えれば、聴覚は回復しやすくなります。

2.
噛み合わせを治す。
噛み合わせがズレることによって、内耳の筋肉が凝り固まってしまいます。
ハーバード大学の研究にも、内耳をケアすることによって老人性難聴を患う人のうち50%の人が大幅に改善したというデータも出ているぐらいです。

3.
トマティスリスニングセンターで行なわれている手法だけれど、高周波を聞くということ。
聴覚に問題がある人というのは、基本的には高周波を聞き取るための内耳の筋肉が衰えています。
だから、それを鍛えれば、聴覚向上に効果を発揮する可能性が高い。
耳の筋肉だって、鍛えれば回復することができるのです。

 

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