質問ボックスに寄せられたご質問に、お答えします。
回答が大変遅くなり、申し訳ないです。
現在、多忙のため、新たな質問は受け付けておりませんので、ご了承願います。

【ご質問内容】

こんにちは。
吉濱さんの「隠れアスペルガーという才能」
興味深く読ませて頂きました。
子供の頃から漠然とした生き辛さと、他人への緊張を意識しながら大人になりました。
20代はうつ状態。30代はスピリチュアルに少し嵌りました。
アスペルガー診断テストの結果は30点で、隠れアスぺかなって感じです。
そこでご質問があります。
今まで自分は愛着障害だと思っていました。
吉濱さんのお考えでは愛着障害は隠れアスペルガーに含まれる症状か、それとも別の事柄なのでしょうか?
幼少時の環境と脳の障害では根本原因が全く異なりますが、症状があまりに似ているので自分はどちら何だろうと疑問に思ってます。

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【回答】

本の購入、どうもありがとう。

基本的に愛着障害については、広い意味での発達障害として僕は理解しています。

もちろん、質問者さんのおっしゃるとおり、脳の基本的な構造はかなり違う可能性があります。
だけど、表面的な症状と改善のための大まかな方法は全く変わりません。
(細かな部分については異なりますが)

症状と改善方法が共通するので、広義の意味での発達障害として捉えています。
僕のアスペルガーやADHDに対するメソッドが愛着障害にそのまま活用できるためです。

愛着障害なのか発達障害なのかをはっきりさせなくても、症状の改善は可能です。

より詳細を知りたい場合は「発達障害との向き合いかた(8)発達障害と愛着障害について」を読んでみてください。

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)