まずは「発達障害らしき生徒が複数います(1)」をお読みください。

2.
また、学級崩壊直前の状況で大変だとは思いますが、否定的な現状に目を向けないようにしましょう。

発達障害とおぼしき子たちがほんのわずかでも穏やかなときがあったら、そのときにベタ褒めしてあげます。

そうすることで、
「穏やかにしている ⇒ 先生が褒めてくれる ⇒ 嬉しい」となり、
これを繰り返すことで、
「穏やかにしていれば嬉しいことが起こる」という学習が行われます。

このようにして穏やかな行動が強化されていき、穏やかな状態の時間が増えていくわけです。
穏やかな状態が増えると同時に、否定的な状態は減っていきます。

3.
また、クラスのみんなで協力するようなゲームを行うのもよいでしょう。

少しでもできたら、褒める。

これを繰り返すことで、喧嘩は減っていきます。

4.
子どもたちの得意なことを見つけて、そこを褒め、重点的にやらせます。

できたら褒める。それをひたすら繰り返します。

それだけでも自信が出てきて、情緒が安定してきます。
先生も大変でしょうが、自分のペースとスペースを保ちにくい学校という場に毎日長時間いないといけない子どもたちも非常に大きなストレスを抱えています。

根気強い取り組みが必要ですが、どうか頑張ってください。

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)