「うちの子、アスペルガーですよね。」

鬼気迫るほどの表情で専門医に問う母親が、数年以内に、続出することでしょう。

なにせ、アスペルガー=一種の天才だから。(万能ではなく、局地的にね。僕のように何の取り柄もない、痛々しいアスペも少しはいるし。)

母親は、症状をブランド化し、肩書きとして欲しくなってしまうのです。

アスペルガーと診断されれば、見当違いな英才教育が始まる。

そうでなければ、子どもの可能性を信じられなくなり、手の抜いた教育が施される。

このような悲劇は必ず生まれます。