アスペルガー人と不注意優勢ADHD人の多くは、診断のつかない範囲で慢性的な体調不良に苦しんでいます。
それが他人とのコミュニケイションや振る舞い、仕事における生産性などの能力へ大きな悪影響をもたらしています。
雑談の破綻、気がきかない、事務作業における間違い増加など。
ただ、彼らの多くは困ったことに
見た目は
・年齢不詳
・肌艶はいい
・骨格はしっかりとしている
・場合によっては筋肉質（どちらかというと男のアスペルガー人）
・表情は常に淡々としている
ことに加えて、自身の窮状を口にすることはありません。
ゆえに、周囲は体調不良であることはまず分からない。
（すぐに休んでしまう発達障害も多いけれど）
結果として、「KY、感じの良くない人、仕事で怠ける人」という、否定的な人物評価を下されてしまいます。
おまけに、人の評価を病的に気にする彼にとっては、最も怖しい事態となります。
（発達障害人＝KYというのは半分以上間違い。たしかに周囲の全てを焼き尽くすトンデモ発達がいるのは事実だけれども、その多くは繊細に空気を読み込むことができる）
ただでさえ、「社内サバイバル」に莫大なストレスが発生しているところに、悪評から生まれた自分に対して漂う空気は耐えられるわけがありません。
いずれは、適応障害などの診断のつく変調、あるいは退職へと追い込まれます。
四六時中、体調不良を訴えてしまうと、それはそれで迷惑がられてしまいますが
・時々
・的確な言語
で伝えることで、少しは周囲の理解を得られるようにはなります。
アスペルガー人と不注意優勢ADHD人は、自己開示が少な過ぎることで不要な誤解を招く
発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本
実務教育出版
コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
宝島社
発達障害と結婚
イースト・プレス
発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
メディカルパブリッシャー
