発達障害解説書の多くは、アスペルガー人にとっての適切な職場環境の条件の一つとして、少人数をあげています。
残念ながら、半分以上は間違っています。

たしかにアスペルガー人特有の

・視覚、聴覚情報の過度な優位性
・不規則的出来事への脆弱性

による混乱、という症状から捉えれば正しいと言えるでしょう。

ただ、少人数の職場にありがちな

・人間関係は密になりすぎる
・空気の同調圧力は強くなる
・変わった特性が目立つ

という特徴は、それ以上にアスペルガー人を根幹から叩きのめす力を持っているのです。

ゆえに、僕は少人数の職場を勧めることはほとんどありません。

その代わりに、理想論となってしまいますが

・完全な独り
もしくは
・10人休んでも誰も気がつかないほどの大人数

を提案しています。

 

アスペルガー人の能力は、職場環境によって大きく変わる

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発達障害と結婚
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発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
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