まずは「非常識な教育法がアスペルガー人を救う(9)(11)(14)」を読んでね。

発達障がい、特にアスペルガー傾向の子どもは、情報の入力を視覚に頼ります。

それがあまりにも強すぎるゆえに、視覚情報の優先順位や交通整理ができず、目で捉えた情報の全てが脳内において第一優先事項となり、処理できずに混乱してしまいます。

これでは当然のこと、何をやるにも集中できない。

残念ながら、この特性を考慮できていない、子ども部屋や机を持つ家庭で溢れかえっています。

・テレビゲーム
・スマフォ
・ポスター
・漫画
・テレビ
・雑貨
・服
・プリント
・PC

が、所狭しと置かれている。
(日本の住宅事情では仕方のない面もあるけれど。)

この視覚環境は、アスペルガー児にとって辛すぎる。

・集中はできない
・誘惑は多い

となるので、勉強などできるはずはありません。
(定型発達の大人でも、横にスマフォがあれば気がつけばイジっている。)

しかし、この「環境問題」を知らない親御さんは、それを放置したまま「勉強しなさい、集中しなさい」という精神論を展開してしまいます。

子どもは、視覚情報の多さに本能的にはうんざりしながらも、顕在的な意識においては、まさかそれが原因であるという自覚がないため、説教をされるたびに「自分はダメなんだ」と個人に原因を求めてしまいます。

やる気をなくします。

より、視覚の優位性に振り回されるようになります。

さらなる説教が、加わります。

やがて、自尊心は深く損傷します。

才能や人生全般に、大きな悪影響をもたらします。

 

 

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