まずは「非常識な教育法がアスペルガー人を救う(13)」を読んでね
アスペルガー傾向の強い子どもは、定型発達の子どもよりも学生時代に多くの失敗体験をすることがあります。(アスペルガー人が劣っているのではなく、抜きん出た得意な箇所以外を、苦手な方法や精神論で行なわざるを得ないため)
失敗から自動的に学ぶことができれば財産となりますが、繰り返してしまうことが多い。
それにより、ただでさえ深い脳器質由来の劣等感が悪化の一途を辿ります。
すると、
・自分は何もできない
↓
・だからやってもしょうがない
という偏った認知(思い込み)が形成されてしまい、何に対しても
・消極的
・諦めが早い
といった行動姿勢が、表現されます。
残念ながら、この仕組み(?)は、才能まで及んでしまうことがあります。
結果として、才能が分かっていたとしても、取り組む前や間もない期間に放棄します。
才能は伸びません。
才能を仕事にする、というアスペルガー人にとって、理想論だけれど、人生における最高のサバイバル戦略が使えません。
こういった事態を招かないためにも、
・失敗を減らし(多少でいい)
・成功体験を増やす(些細なことでいい)
という創意工夫が必要となります。
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