アスペルガー人の多くは、情報を取る上であまりにも視覚優位すぎるゆえに、定型発達者にとっては全く気にならない視覚情報も、極めて煩わしい因子となることが多々あります。

これが直接的要因となり、学習不全に陥いっているアスペルガー児もいます。(少数だけれど視覚優位ではない型もいる)

一般的な学校は、黒板に向かってたくさんの机と椅子に座った生徒が、並んでいます。

仮に先頭に座っていない限り、視覚優位すぎるアスペルガー児にとっては、目に映る光景の全てが第一優先情報として脳へ飛び込んできます。

大変な情報量です。

・黒板の字
・教師の話

という情報は、霞んでしまいます。

授業を受けていないのと、変わりありません。

成績は下がる一方です。

残念ながら、こういったアスペルガー人の基本的な性質を知らない教師や親が大半なので、成績不振の原因を全く別のところに求めます。

・怠け
・塾の時間が少ない
・頭が悪い

改善しません。

当人も親も、失望します。

結果として、勉強嫌いな子どもに育ちます。

本来、アスペルガー人はペーパーテストに強いことが多いにもかかわらず。

 

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