非高機能型の自閉症者とは、知能指数が69以下の自閉症あるいはアスペルガーの症状を表す人を指します。(日本人の平均知能指数は103前後。自閉症とアスペルガーはコミュニケーション特性など厳密には違う面があるけれど、基本的には一緒と考えても差し支えない)

一般的に、彼らは仕事ができないとされています。

それは、大間違いです。

たしかに、同時並行処理や知的活動が伴う仕事は難しさがつきまといます。

ただ、工場に代表される単純ではあるけれど速度が求められる作業は、定型発達の追随を許さない能力を発揮することがあります。

定型発達者ならば20分で音を上げてしまう作業も、非高機能型自閉症者であれば、1日中、相当な速さでこなすことが可能です。

不思議なことに(?)パニックを起こすような人の方が、その向きが強い。

他にも

・真面目

・素直

・たくさん働く

といった特性を兼ね備えています。

彼らは、環境設定さえ正しければ「即、人財」となりうるのです。

発達障がいは、定型発達の追随を許さない能力を多々有している。