まずは「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(6)」を読んでね。(重要なので、この編のとあえて重複させている。クドイけれどご了承を。)

定型発達であったとしても理解は難しいのですから、発達にとっては宇宙語と同等の扱いになってしまいます。

発達の頭は、完全に停止します。

・返答ができない
・検討違いな動作を取ってしまう、固まる

といった状態に陥ります。

さすがに主語欠乏の母親は、理解に及んでいないことを察します。

そこで、より熱を入れて話します。

残念ながら、会話の基礎力がないがゆえに、より悪化した伝達を行なってしまうことになります。

投げ方の知らない素人が全力で投げたならば、よりトンデモない方向に放ってしまうのと同じです。

しかし、母親はこの問題に気がつかず、「こんなに一生懸命伝えているのに、どうして分からないの」と激怒します。

子どもは傷つきます。

自信を失います。

新しい習慣や作業能力の学習意欲を極端に失います。

何もできない子に育ちます。

続く。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)