まずは、「発達障がいとの向き合いかた(16)精神薬摂取について

では、真っ赤っかでも、現代医学盲信でもなくまっすぐに薬を捉えたならば (もちろん 飲まないに越したことはないけども)

・強度の情緒行動障害においては、よほど恵まれた技術や人数が獲得できない場合、投薬を実施した方がいい
・精神薬の副作用軽減は、日進月歩である
・投薬により中毒や慢性朦朧といった廃人的な状態になる可能性は極めて少ない
・ただ、複数多量摂取を長期的に行なっている場合は、懸念した方がいい
・SSRIによるアクティべイションシンドロームがあることは事実だが、それ以前に抗ウツ剤の主役だった三環系の方がはるかに深刻な副作用をもたらしていた
・SSRIの副作用が誇張的に一人歩きした面があるのは否定できない (もちろんSSRIによって酷い目にあった人もいる)

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)