まずは「アスペルガーを人財へ変えるために(10)」を読んでね。
その
・失敗体験
・こっぴどく怒られる
という経験の蓄積は、アスペルガーの自尊心を効果的に破壊します。
必然的に劣等感は、目も当てられないほどに肥大します。
人は、心理面において土嚢の大きさで膿のように劣等感を抱えてしまうと、2次障害(?)として強烈な自己無力感を発生させてそれを自分の将来へと投影してしまいます。
そして、こう全てにおいて結論付けます。
「自分は何をやっても無駄なのだ」と。
その「非合理的に歪んだ」認知(思い込み)は、才能の範囲まで侵食します。
実行する以前に
・こんなものに取り組んでもしょうがない
・失敗という結果は目に見えている
という、彼にとっての「真実」を導き出します。
彼は、症状(?)として備えている才能の伸展と活用を放棄します。
社会から、また一人人財を喪失します。
続く。