アスペルガーの多くは、なんらかの高い能力を症状(?)として有してします。
さらには
・興味が限られている
・能力以外の言動に著しく不全がみられる(ことが多い。)
ために、才能や向き不向きを簡単に見極められます。
では、彼らは回り道なく先天的な能力へ邁進するかと、そうではありません。
紆余曲折してようやく発揮する場合が、ほとんどです。
その理由は多岐に渡りますが、一つに
・過去の失敗体験があまりにも多すぎる
ということがあげられます。
アスペルガーの多くは、定型発達が当たり前に行えることが当たり前にこなせません。(軽度のアスペルガーになると何でも器用にこなせるという例も多々ある)
ゆえに現在へ至るまで、数え切れないほどの失敗を経験してしまうのです。
それだけならばまだしも、彼らの多くはその度にこっぴどく怒られたり、バカにされたりしています。
今ではかろうじて発達障がいについての知識が普及してきたために、彼らへの対応は柔らかなものに変わりつつありますが、過去はそうではありませんでした。
見た目は普通(専門家がみれば瞬間的にわかるんだけどね)で特別に障害があるとは思えない。
必然的に周囲の評価の基準は、定型と同じものになってしまします。
続く。