まずは「アスペルガーを人財へ変えるために(5)」を読んでね。

だからといって、精神力や心構えによってその過ぎた受け身の態度を解消し、行動力溢れる積極的な人種(?)になれるかというとそうではありません。

まず不可能といっていいでしょう。

にもかかわらず、それらで事態を打開しようとするアスペルガー人は後を絶ちません。

結局は失敗します。

ただでさえ厚みのある自己嫌悪に、さらなる積み重ねが生まれます。

それでも

・真面目で

・現状を打破したくて

・引っ込み思案であるにもかかわらず、野心の強い

アスペルガー人は。「不毛な方法」による挑戦を幾たびか繰り返します。

いよいよ自己嫌悪とそれに由来する深い諦めが絶対的なものとなり、彼は行動することを諦めます。

性来の受け身の態度に落ち着きます。

才能の発揮は、叶いません。

社会的にも、大きな財産を逸することとなります。
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【隠れアスペルガーという才能(ベスト新書)】