まずは、隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(41)を読んでね。

にもかかわらず、2の特性を強く持っている場合が多く、なかなか取り組めません。

結局は、人前で話さざるを得なくなった際にだけ、しかも本番間近に付け焼刃的に練習するだけにとどまってしまいます。

当然のこと、上達するはずはありません。

「本番における緊張の60%は、普段からの準備によって解消できる」という特効薬を自ら手放しているのですから、能力を抑えつけるほどの緊張に駆られてしまいます。

おまけに自信のなさも、同時並行で自分を侵襲する。

円滑に話すことは、不可能と言っていい。

本番は、失敗します。

さらに

・自信を失い

・人前で話すことに嫌悪と恐怖を覚え

・練習すらも拒絶反応を起こし

・再び失敗し

・という悪循環に陥り

いよいよ、人前で話すあるいは講師を演じる、という才能は、深い谷底へと逃げこんでしまうのです。

「2.そもそも、暴露療法を行なおうとすると、腰も気分も重くなってしまい、気質の一つでもある(?)病的な後回しにスイッチが入ってしまう」という誰もが持っている特性が、人生を崩落させる魔物へと変貌します。

では、アスペルガーにとって2に伴なう否定的感情に正体があるのか、と言えば、やはり極端なまでに拡大解釈してしまっている、というのが実際なのです。(アスペルガーだけではなく、すべての人に適応できるけど)

猫の影をライオンと勘違いして錯乱するくらいの、歪んだ感情的認識を持っているといっても過ぎた表現ではありません。

続く。

アスペルガーは、拡大解釈により否定的感情をやみくもに肥大させている。

【隠れアスペルガーという才能(ベスト新書)】