まずは、隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(27)を読んでね

気質的に持っているその才能(?)を素直に発揮すれば、周囲の同僚から変わり者レッテルを頂戴することになります。

すると、その時点においても許容される範囲や度合いが、定型発達よりも自由なものとなるのです。

隠れアスペルガーは、人間関係において

1.苦労しやすい傾向

2.楽になる要素

という対極の特徴を持ち合わせていることになります。

隠れアスペルガーの多くは、好印象一般人を装うことで1を軽減させることに執心してきました。

もちろん、それ自体は、賞賛されるべき行為です。

全く言うことをきいてくれない逆手を、全ての行為において利き手の動きと近い次元まで高めたのと同じことなので。

ただ、それだけでは足りない。

場合によっては、「隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(24)」のように、辛苦を深めることにもつながる。

2も、開発する必要があるのです。

しかし、隠れアスペルガーにとって名状しがたい恐怖を伴う苦行となります。

隠れアスペルガーにとって、最たる弱点(?)である出処不明の劣等感や恐怖による

・対人緊張

・羞恥心

と戦うことになるからです。

さらに困ったことに、多くの隠れアスペルガーは、

・真面目

・完璧主義

です。

それゆえに、一度に全てを変えようとしてしまう。

残念ながら、成功するわけがありません。

続く。

隠れアスペルガーの多くは、論拠不明な恐怖心、劣等感に苛まれている。

【隠れアスペルガーという才能(ベスト新書)】