発達障がいの子育てに苦労している母親には(母親に療育や家事の負担を集中させるのは間違っている)、まず当人の立て直しから入ってもらうことが度々あります。

・育て方が間違っている
・母親が原因である

という話ではありません。

健康回復についてです。

発達障がい者は、診断のつかない範囲で一年中、体調不良に苛まれています。(特に受動、孤立型アスペルガー、不注意優勢型ADHD)

発達障がいは、遺伝性の強さが特徴でもあるので、子どもがそうであると、度合いや種類は別として母親も発達障がいであることが実に多い。

だから、母親の健康に問題が出ていることが度々あるのです。

すると、適切な療育法を知ったとしても体力は追いつかず、何もできずに事態は変わらないという結果を迎えてしまいます。

子育ては、大変な仕事です。

健康に問題のない定型発達の母親も疲れます。

そこに加えて

・体力がない
・療育という仕事(?)が増える

発達系の母親では、こなしてくことは困難となります。

だから、子どもよりも真っ先に母親の体力回復や増強に取り組んでもらうことが多々あります。

 

 

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